2011年12月12日月曜日

由佳の本棚12月












【原島由美子 著/「箱根駅伝」不可能に挑んだ男たち】
「お正月に箱根駅伝が放送されるのは当たり前!」そう思っていました。
でも、この本を読んで、放送にたどりつくまでには多くの試練があって、をれを乗り越えてきた人たちがいるから、私たちはテレビの箱根駅伝を見て感動することができると気付きました。
この物語の主人公が箱根駅伝を中継したいと思って、放送に至るまでの期間は、実に23年。
箱根駅伝の初の山岳中継に挑んだ、日本テレビ箱根駅伝チームの物語です。
お正月の箱根駅伝を見る前に、是非、読んでいただきたい!!













【桂望実 著/Run!Run!Run!】
主人公は、オリンピックのマラソンで金メダルをとることが目標の天才長距離ランナー大学1年生の岡崎侑。
箱根駅伝は通過点でしかありません。
高校時代も駅伝で3年連続区間新記録を出した侑は、大学1年生で箱根駅伝の2区をまかされます。
しかし、ある事情から辞退します。
仲間を必要とせず、才能のない部員を馬鹿にしていた天才ランナーが、箱根駅伝を機に、走ることを見つめる物語です。













【東野圭吾 著/マスカレード・ホテル】
東京のシティーホテルが舞台のミステリー。
東野圭吾さんに見られたら怒られそうですが、ミステリー要素よりも、ホテルで働く人の仕事への思い、ホテル物語が実に面白かったです。
ホテルマンは、どんな気持ちで客に接し、どう客の要望にこたえるのか。
無理難題を押し付けてくる客に、どう対応するのか。
社会人として、読んでいて学びの多い本でした。
一度読み始めると、途中でやめることはできません。













【内田美智子 文/いのちをいただく】
食べるということ、命をいただくということは、こんなに尊いことだったのかと、30年以上生きてきて初めて分かりました。
この本は、是非、すべての人に読んでいただきたい。
大人も子供も関係なく読んでほしいです。
私が今年読んだ中で、一番の本です。