2011年7月11日月曜日

由佳の本棚7月












先日、「お料理大好きフレモニれしぴ」の中で、milletの岡田賢治シェフが話していた本です。
面白そうなのでシェフに借りました。
著者の小泉武夫さんが食べた、不味い料理まんさいの本です。
この本を読んで、無性に、美味しいご飯と美味しい味噌汁が食べたくなりました。
不味いものばかり紹介している中で、小泉さんの食への愛情が隠されていて、食いしん坊の私はそれを逃さなかったからだと思います。
食いしん坊にはたまらない1冊です。













FM岡山の技術職員に借りました。
理系が愛する本で、理系以外の人には理解しがたい本だそうです。
そこで私は思いました「体育会系だけど読んでみせる!」と。
時は2020年代。宇宙開発技術が進む中、月で5万年前の死体が見つかりました。
なぜ、5万年前に人類が月にいたのか。
とにかく、先が気になって気になって仕方がありませんでした。
そして、いろんな専門家が一つ一つクリアにしていくのも面白かった。
理系じゃなくても大丈夫!!
続編が気になります。
この本の気が抜けないところは、人類の起源など、思わずこの本の内容が本当だと思ってしまうところです。












可愛い装丁と、題名に誘われて手に取りました。
京都の大学から石川県能登半島の研究所に行った、大学院生・守田一郎くんが、友人・先輩・妹などにあてた手紙が本文になっています。
あくまで守田君の手紙を読むだけで、相手からの返事は、守田君の手紙の中で想像するしかありません。
守田君のあまりの駄目っぷりに、くすくす笑いが止まりませんでした。
その後、わはは笑いに変わります。
列車やバスの中など、公共の場所で読むのは危険です。













作家の吉村昭さんが、三陸海岸沿いの町を歩き、過去に三陸海岸を襲った津波の前兆・被害・救援の様子を、体験者の話を軸にまとめた一冊。
本の最後で、明治29年の大津波、昭和8年の大津波、昭和35年のチリ地震津波、昭和43年の十勝沖地震津波を経験した男性の言葉が記されていました。
「津波は時世が変わってもなくならない。
 今後も必ず襲ってくる。
 しかし、今の人たちは、色々な方法で十分警戒しているから、
 死ぬ人はめったにいないと思う」
男性は、期待も込めて、著者に語ったんでしょうね。
でも、2011年3月11日、未曾有の大災害が起きました。
最後のこの部分を読んで、涙が止まりませんでした。