2011年6月6日月曜日

池田遙邨展

今月の「ふらりアートめぐり」は、倉敷市立美術館で開かれている「郷土画壇の巨匠 池田遙邨展~旅と自然を愛した画家」をご紹介しました。
解説をしてくださったのは、学芸員の佐々木千恵さんです。

遙邨は、最初は洋画家からスタート、その後、日本画に転向します。
だからなのか、日本画でありながら、洋画のような丸みを感じます。
木目込みのような風景画が印象的でした。

晩年になると、動物が描かれたメルヘンな作風に変わります。
そして、最晩年は、種田山頭歌の俳句を題材に描きます。
こちらの作品も、とても色がきれいなんです。

絵を見るのは昔から好きで、よく美術館に行っていたのですが、やっぱり、一人で見るのと、学芸員に教えてもらいながら見るのとでは全然違いますね。
一度自分の感性で見て、再度、解説してもらいながら見るのがお勧めです!!

6月11日(土)は「絵を見る愉しみ~日本画の一つの見方~」が開かれます。
美術評論家の今井淳さんの講演です。
そして、6月18日(土)には、学芸員による列品解説会があります。
きっと、自分では気付かなかったところが、たくさん見えてきますよ。

明日からは、横7・5メートルの大作「湖畔残春」が展示されます。
先月31日から展示が変わっているので、前期を見た方もオススメ。
個人的には、3階にある、遙邨の動物スケッチが好きでした。
猫がいっぱいスケッチしてあった!!可愛くて仕方ありませんでした。
愛猫♥海(かい)は、池田遙邨の図録を散々噛んだ挙句、眠りました。