あなたは、犯罪者が好きな場所を知っていますか??
それは、誰もが「入りやすい場所」と誰からも「見えにくい場所」です。
これらをキーワードに、自分たちで歩いて地図を作る「地域安全マップ」の指導者養成講座に行きました。
テレビでご覧になった方も多いのではないでしょうか??
大学卒業後、ケンブリッジ大学大学院で犯罪学を研究され、その後、法務省、国連アジア極東犯罪防止研究所、法務省総合研究所などで働かれました。
現在は、大学で教鞭をとりながら、日本各地をまわって、防犯の普及につとめていらっしゃいます。
今回の講座を受けて、これまで自分が「安全」の定義を勘違いしていたことに気が付きました。
家庭や学校では、「知らない人についていってはいけない」とか、「不審者には近づかないように」と教えられてきました。
でも、犯罪者は巧妙な手口で子供に近付くし、不審者らしい不審者なんて少ないですよね。
これでは犯罪者から逃れることは難しいんです。
小宮教授が唱えるのは「犯罪機会論」です。
「何故、犯罪を起こしたのか?」よりも、「何故、この場所で犯罪が起きたのか」重点に考えます。
犯罪の機会を与えないことで、犯罪を未然に防ごうと言う考えです。
私たちの立場では、犯罪が起きる場所、犯罪者が好きな場所を予測することで、犯罪に巻き込まれないようにします。
講座では、実際に施設の近所を歩いて、ここは「入りやすい場所」か「見えにくい場所か」ということを話し合いながら地図を作っていきました。
地図を作る上で、3つの禁句があったんです。「死角」「街灯」「人通り」です。
何故?って思ったでしょ。私も思いました。
でも、これらは、予測する力の妨げになります。
どうして妨げになるか、また、どうしたら犯罪に巻き込まれるのを最小限にできるのか、子供の安全を守るために私たちは何が出来るのか・・・・特別番組でお伝えします。
放送日時が決まったらお知らせするので、聴いてください。