12月8日(火)のゲストは、文楽の人形遣い、三代桐竹勘十郎さんでした。
ルネスホールで「桐竹勘十郎 文楽の世界」と題した、講演と舞台があったので、終了後、お話を伺いました。
講演では、太夫・三味線・人形遣いがそれぞれの魅力を分かりやすく解説してくださいました。
桐竹さんの時は、人形も舞台に登場。
桐竹さんの後ろに置かれているときは、ただの人形だったのに、人形の説明をするために桐竹さんが手を入れるや否や、とたんに人形に魂が宿りました。
人形の動きではなく、人間の動きなんです。その違いに感動しました。
桐竹さんは、14歳で文楽の道に入り、それから40年以上たって、ようやく人形が思うように動くようになったとおっしゃっていました。
今が楽しくてしょうがない、人形が好きでしょうがないと・・・・。
その話をされるときの桐竹さんの表情は、少年のようにキラキラしていました。
その一方で、人形遣いに到達点は無いとも。
それでも、楽しそうに話す桐竹さんに、私もディレクターもメロメロ。
1月の大阪の舞台を観に行こうと、かたく心に誓いました。
まだ文楽を見たことがないという方、是非、見てください。
太夫が、汗を流しながら、いろんな役をこなす義太夫節、いろんな心情や情景を三味線で表現する三味線弾きの冷静さ、そして、命が吹き込まれた人形の動き。
感動すること間違いなしです!!