2011年11月30日水曜日

由佳の本棚11月

11月放送の「由佳の本棚」で紹介した本をブログでお知らせしていませんでした!!
はやく更新しなければ12月になってしまう!!!















【RURIKO/林真理子 著】
浅丘ルリ子さんの半生を、林真理子さんが描きました。
浅丘ルリ子さんが、どれほど子どものころから美しかったのか、どんなに多くの人に愛されたのかが分かります。
登場人物も豪華ですよ!!
私たちは、テレビに出ている人のことを、テレビに映っている状態でしか見ないけど、みんな私たちと同じような気持ちを抱えて大人になっているんだな~と、改めて思いました。
















【統ばる島/池上永一 著】
テンペストの作者・池上永一さんの沖縄を舞台にした物語です。
池永さんの描写した沖縄は、やっぱり美しい。
沖縄諸島にある、武富島、波照間島、小浜島など8つの島のそれぞれの物語が集まって一つの物語になっています。
全編を通して大切にされているのは、沖縄にいる神様たち。
科学では説明できない現象が起きても、島の人たちは、静かにそれを受け入れています。
非科学的なことを頭から否定するのではなく、そういう考えをずっと守っていくことを大切に思う気持ちが、本から感じられました。















【駅長猫コトラの独り言】
以前、スタジオに来てくれた、旧片上鉄道 吉ヶ原駅の駅長猫・コトラの本です。
10年以上前に廃線になった片上鉄道のこと、その鉄道を愛して今も保存を続けている人たちのこと、コトラが駅長猫になったいきさつ、駅長猫としてのコトラの活躍が、写真とコトラの独り言と一緒につづられています。
言葉の可愛さにメロメロです♥
















【坂本龍一+編纂チーム選/いまだから読みたい本 3.11後の日本】
東日本大震災以降、坂本龍一さんが、フェイスブックで仲間とともに寄り添いながら、自分自身を取り戻すために紹介し合った文章や本が載っています。
チェルノブイリの事故が起きた時、近くのマンションからその様子を眺めていた「チェルノブイリの祈り」が衝撃的でした。
原発の恐ろしさを具体的には書いていないのに、それでもとても恐ろしく感じました。
全ての人に読んでほしい本です。