2012年3月14日水曜日

由佳の本棚

月曜日「由佳の本棚」でご紹介した本です。
 










 
【つなみ 被災地のこども80人の作文集】
東日本大震災で津波を見た子どもたちが、地震の瞬間や、津波を見た時何を感じたのか、避難所生活や大切な人を失った悲しみと、どう向き合っているのかなどを綴っています。
この作文を書いたのは、震災の発生から2カ月がたってからです。
今、この子どもたちがどういう状況に置かれ、どう生活しているのか・・・。
作文に書いていた、未来への希望を、持っていてほしいです。













【小澤征爾さんと、音楽について話をする】
小澤征爾さんと村上春樹さんの対談を、村上さんが文章化したものです。
本を開くと文字しか見えないのに、読んでいると、二人の息遣いまで聞こえてきそうです。
二人が会話を休憩したら、私も一緒に休憩して、ほっと一息つきました。
それにしても、村上さんの音楽の知識と受け止め方はスゴイ!!
いろんな音楽の楽しみ方を教えてくれる1冊です。
先週、小澤征爾さんの活動休止が発表されました。
来年の2月末まで、この本とCDとDVDを楽しみながら、小澤さんの復帰を待とうと思います。
 












【舟を編む】 
「舟を編む」は、辞書作りに奔走する、玄武書房 辞書編集部の人たちが1冊の辞書を作り上げるまでの、出会い、苦労、笑い、恋、挫折、達成などが描かれています。
この本を読むまで、あの厚い辞書を作っている人達がいるということに、思いが至りませんでした。
とにかく笑って、ハラハラして、驚いて、感動して・・・家にある辞書という辞書をめくりました。
そして、目に留まる辞書全てが愛おしくなりました。
いい本に出合えました。